鬼北町のシンボル第2弾「柚鬼媛」

柚鬼媛(ゆきひめ)
身長:5メートル 体重:約700キロ 体質:丈夫で長持ちするFRP製(繊維強化プラスチック) 特技:「家内安全」「縁結び」「安産祈願」の3つの願いを叶える力がある。 その他:着物は柚子の色をし、水色の帯は清流広見川をイメージしています。

『柚鬼媛』誕生までの軌跡

柚鬼媛
平成17年1月1日に、旧広見町と旧日吉村が合併し、誕生した鬼北町。この町には道の駅が2か所存在します。一つ目は、鬼王丸が降臨した「道の駅 森の三角ぼうし」。そして二つ目は、旧日吉村にある「道の駅 日吉夢産地」。このそれぞれの道の駅をつなぐ国道320号線を観光ルートとし、連携した取り組みを進めていくため、日吉夢産地への設置が決まりました。

母親像の真意

新しいモニュメントの設置場所となった、道の駅 日吉夢産地がある日吉地区。その中の富母里部落には、古来、安産と家内安全を祈る伝統舞踊「節安花とび踊り」が伝承されています。また、上鍵山部落には、雪の中産気づいた女性のお遍路さんが、岩に腰をかけて無事お産をしたと言われている「子もけ岩」があります。そして、近郷である三島地区の延川部落には、母乳の神として「乳神様」が祀られています。この数々の伝承に相通じるものとして、未来を託す新たな命への希望を込め、幼い鬼王丸を抱いた母親像の姿となりました。制作にあたっては、原画作成を「鬼王丸」を手掛けられた造形作家の竹谷隆之氏、モニュメントの模擬制作を、美少女フィギュアのパイオニアであるボーメ氏、そして本体制作は、株式会社海洋堂および株式会社奇想天外に依頼。それぞれの思いが詰まった「柚鬼媛」が誕生しました。

名前の由来

柚鬼媛
一般公募で応募のあった327件を基に名付けられた「柚鬼媛」。愛媛県一の生産量を誇る「柚子」、そして「鬼北」の「鬼」、また、古来、山の守り神として崇められたのは女性であることから「愛媛」の「媛」の文字を組み合わせて命名されました。
森の三角ぼうしには「青年の鬼王丸」、日吉夢産地には「柚鬼媛と幼子の鬼王丸」が、鬼の町づくりのシンボルとして、私たちを見守っています。いかなるときにも道を正し、励ましを与え続ける母「柚鬼媛」。その大いなる愛を支えに、人々の期待に応え、見事に知徳を発揮し、活躍している「鬼王丸」も、その力におごることなく、末永く地域の平穏と活性を見守り続けてくれることでしょう。

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